昔から受け継がれてきた解決法。
木工には、細部への注意、安定した手、仕事に合う道具が必要です。鉋は、熟練の職人にも、これから始める人にも、道具箱の中心となるものです。鉋刃を選ぶ際には、研ぎやすさと耐久性の両方を考える必要があります。
かつて鉋刃は、世界各地で異なる材料を合わせて作られていました。18世紀末から19世紀初頭の産業革命で、より効率よく安く鋼を作る方法が生まれ、生産量と用途が大きく広がりました。建築、輸送、製造で鋼が広く使われるようになると価格も下がり、より多くの人や用途に手が届く材料になりました。製造しやすい全鋼の鉋刃も、その一つです。ただし、作り手にとっての簡便さは、使い手の研ぐ手間を増やしました。そこで刃は薄くなり、狭くなった切刃は、かえって研ぎを難しくしました。一つの問題を別の問題で解決した末に、研ぎ治具というものが登場したわけです。
Zen-Wuが合わせ刃を採用するのは、よりよい道具を作りたいからです。研ぎやすさと耐久性を両立させるための選択です。
合わせ刃は、異なる材料を重ねて作ります。軟らかい母材に高性能の工具鋼を合わせることで、長持ちし、欠けにくく、研ぎやすい刃になります。要点は、それぞれの性質を使い分けることです。刃先には硬く靭性の高い材料を、刃の本体には軟らかい材料を用います。研ぐ手間を減らしながら刃持ちを高め、切れ味を長く保てます。軟らかい層は振動を吸収し、逆目によるむしれを抑え、心地よい明瞭な手応えを伝えます。チタンを使った刃では、その感触が特にはっきり現れます。安定した削りを続けられる構造です。
合わせ刃は実用上の工夫であると同時に、意識して選ぶ作り方でもあります。とりわけ錆びない母材を使えば道具の寿命が延び、製造時の炭素排出が多い鋼の使用量も減らせます。それでも最後にものをいうのは、使った後にも残る切れ味です。
それでは、
Luke
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